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2018. 6. 8

第二章 集いし五人の勇者たち 

私の名は見習い勇者ソーマ。

前回、共に冒険する仲間を3人集めたのだが、最後の1人は果たして…。

ソ「さて。現在、我々が抱えている最重要課題の会議に集まってもらった訳だが…」

ナ「自遊の森のおにいさんは?」

サ「会議あるの忘れてたらしいです。プライオリティ高い会議なのに考えられない」

ソ「まじかよ。初回からたるんでるなぁ」

森「申し訳ないっ!!!!」(←リアル遅刻)

ソ「二度目はないからな!うちはコンプライアンスを重視するパーティだから」

森「はい…。ただ、遅れてきて言う事じゃないかもしれないけど、あれはコンプライアンス的に大丈夫なの?」

サ「100%、ダメなやつですね」

ナ「さっき、必死に説得して一文字消させたところ」

ソ「いいじゃん、分かりやすくて」

 

森「でも、実際、どうやって最後のメンバーを探すの?しかも女子」

サ「ある程度、条件を絞った方が良いと思います。闇雲に探しても見つからないし」

ナ「ちなみに、今の状況をまとめてみるとこうなりますよ?」

 

木春由乃 → 見習い勇者ソーマ

四ノ宮しおり → ナカムラ

緑川真希 → 自遊の森のおにいさん

香月早苗 → サコディ

織部凛々子 → ??????

 

サ「もうファンの方に怒られる未来しか想像できない…」

ナ「そうすね…」

ソ「出来れば地元の人がいいんだよな、このままじゃ全員よそ者だし。よし条件はこれで!」

 

条件

ナント村出身&在住

UMA好き

サクラクエストを見たことある

桜ヶ池クエストに興味がある

長期間活動可

女子!!

 

サ「2番目の条件がハードル高すぎると思うんですけど…」

ナ「都合よくいるわけないでしょ…」

森「…1人、良い人を知ってるかもしれない」

3人「えっ!?」

ソ「女子なのか!?女子なんだろうな!」

森「( ´∀`)bグッ!」

 

こうして後日、我々は最後の勇者メンバー面接を行う事となった。

森の人が言うには、ナント村出身で、仕事も地元でされており、過去に一緒に仕事した際に「サクラクエスト」も全て視聴して下さっていた方とのこと。

 

ソ「ということで、馬好きなんですか?」

謎「えっ…いえ特に好きではないです」

ソ「おい、森の人、話が全然違うじゃねーか!!」

森「誰も馬好きとか言ってねぇし!!」

ナ「しかもUMAでしょ…小ネタいいから」

サ「この人のいう事は無視してください」

謎「市川さんからお話は伺いました。是非、参加したいと思っています」

ソ「えっ!?さすがに即決すぎでしょ!?」

森「今、さらっと俺の本名言ったよね?」

ナ「キニシナイ」

ソ「一つだけ確認させて下さい。僕ら、ふざけてるように見えて、割と本気なんです。一本の桜が育つのには20年以上かかります。植樹活動だけでも、ものすごく長期的になるでしょうし、このメンバーに入るって事は活動のコアメンバーになるって事です。正直、楽しいことばかりじゃないと思ってます。それでも、本当にいいんですか?いいのであれば、100歩譲って、UMA好きじゃないのには目をつぶります」

 

謎「はい。サクラクエストを見ていましたし、みなさんがどんな活動をされようとしているかを聞いて簡単な事じゃないのも理解してます。実はナント村に住んでいる私でさえ、桜ヶ池が賑わっていた頃は知らないんです。なので、地元の人間とは言っても、どこまでお手伝いが出来るか分かりませんけど、今日、みなさんと会って、なんか楽しそうだな~と。なので、UMA好きではないですが、もし入れてもらえるな…」

4人「ウェーーーーーーーーーーーーーーーイ!!!(OKの意味)」

 

謎「あ、ありがとうございます…ただ一つだけ話しておきたい事が…」

サ「なんでしょうか?」

謎「実は私…人じゃないんです…」

ナ「…(マジか…)」

サ「…(どう反応すれば…)」

森「…(凛々子を超えてる…)」

ソ「全然おっけ」

 

キツネの娘が なかまに くわわった。

 

こうして、晴れて「五人の勇者たち」となった我々は、次なる冒険に旅立つのであった。

次回。

ついに始まった勇者たちの冒険。俺たちは失敗なんか恐れない!!!