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2018. 7. 27

第九章 勇者は神様と仲直りしたんだと思う

桜ヶ池クエスト「レベルアップクエスト」を明後日に控えた金曜日

 

ソ「さて、いよいよ例のモノが完成した」

森「例のモノってギルド証?」

ナ「どんなんになったんです?」

ソ「まずはこれを見てくれ」

森「ちょ…なにこれ!」

キ「すごく綺麗ですね!」

ナ「おお、これは本当にすごいっすね!」

ソ「これが、今後、我ら夜明けのギルド団の公式マークとなる。あいけろさんは、たくさんの人の協力で花を咲かせていく様子をイメージして描いてくれたそうだ」

キ「さすが、あいけろさん」

森「そして、これをイナミのシムラーさんに持ち込み」

ソ「プロトタイプがこちら」

ナ「これ、普通にいいですやん!」

キ「予想外。相馬さんのことだから、もっと変なもの作るのかと」

森「ナンバリングは入れないの?」

ソ「実際に配られるのには、個別にナンバリングしてある」

ナ「なんか、最初は意味わからん思い付きだと思いましたけど、出来るもんですね」

キ「木彫り師×似顔絵師 コラボ成功」

森「そういえば、うちも準備出来たよ」

 

ソ「こ、これはあの!?」

キ「喫茶アンジェリカ!」

ナ「これどうしたんですか?」

森「この喫茶店のマスターに相談して、店名を変えてもらった」

ソ「アメイジング!」

森「あと、7月29日以降、アンジェリカレーの販売も予定中」

森「そしてサクラクエストの展示も常設コーナーにした」

ナ「これ、前にカフェトリアンで飾ってあったやつや」

キ「聖剣ってこんなにあったんですか…あと、これなんですか?」

ソ「俺が発注した」

森「チュパカブラ捕まえた時に、剥製にして飾る用らしい」

キ「チュパカブラ?」

ナ「これは使う日はこないな…」

ナ「苗木もすくすくと育ってるし、いい感じなんだけど」

キ「まさか台風が来るとは思わなかったですね」

ソ「この私が、台風の直撃を受けている!?」

森「当たらなければ、どうということはない」

ナ「どうするか判断しないとですね」

キ「それてくれますように」

森「…」

ナ「…」

キ「…」

ソ「…決行する!!!」

 

一方、そのころサコディは…

サ「今日は店番…」

 

次回

レベルアップクエストの行方やいかに。

魔獣チュパカブラ出没!?