2019. 4. 9
第三十二章 再会
前回、横暴な見習い勇者ソーマの態度に業を煮やしたキツネの娘がパーティを脱退。
FIRE FESTIVALを目前に控え、最悪の状況となってしまった。
果たして、ソーマは最大の危機を乗り越えられるのか?
森の人が パーティを 脱退した…
サコディが パーティを 脱退した…
ナカムラが パーティを 脱退した…
残りの3人もキツネの娘の術が解けた途端に呆れ果てて、ソーマの元を去って行った。
ソ「…」
ソ「まったく…みんな怒りすぎだろ…森の人に電話しよ」
携「おかけになった番号は、電源が入っていないか、電波の届かないところに…」
ソ「…」
ソ「はぁ…子供じゃないんだから電話出ろよ…仕方ないメールしよ」
ソ「送信っと」
ソ「…そうだ!!ナカムラ君なら総務部屋にいるはず!!」
ソ「…」
ソ「森の人…サコディ…ナカムラくん…キツネの娘…」
ソ「ひとりでなんて…、イベントの準備出来ないよ…」
謎「そうやって自分勝手に物事を進めて、周りを巻き込んで迷惑をかけていると、とんでもないことになるんだよ。わかった?」
ソ「うん、わかった…」
ソ「!?」
ソ「!」
キ「少しは反省しましたか?」
ソ「したした!!反省した!!」
森「お前、の〇太くんか(笑)」
ナ「たまには痛い目に合わんと分からんからな」
サ「今後は勝手に進めないと誓って下さい」
ソ「分かった、分かった!さぁ、準備再開しよう!」
森の人が パーティに 復帰した。
サコディが パーティに 復帰した。
ナカムラが パーティに 復帰した。
キツネの娘が パーティに 復帰した。
FIRE FESTIVALまで残り5日。
猛烈な追い上げを誓う、五人の勇者達であった。
次回
FIRE FESTIVAL前日。
果たしてイベント準備は間に合ったのか?
その答えを見届けよ。