第四十章 道標
前回のクエストから早1カ月が過ぎ。気が付けば9月。
ブログの更新頻度が下がってしまっていて申し訳ないが、
勇者は桜ヶ池の事だけではなく、アニメの事とか、人事考課とか、将来に向けての事業計画とか、
家族の事とか、子供の夏休みの宿題の手伝いとか色々あるのでご容赦頂きたい。
もし、勇者座談会とかがあったら、ドラ〇エとかF〇の主人公達に、
お前らは集中して冒険だけしてりゃいいんだから、さっさと魔王倒してこい!と言ってやりたい。
さて、そんな私の事情はさておき、ブログが更新できていないだけで、ちゃんと定例会議は続けている。
今回は、クエスト後の反省会と、募金状況の報告を見ていきたい。
ソ「では、恒例のクエスト反省会のコーナ~!」
森「なんかバラエティ番組のいちコーナーみたいになっとるがな」
ソ「森の人は今回も堂々とさぼっていた事を反省しなさい」
森「さぼてってへんわ!死ぬほど鉄板洗ってたわ!」
さぼっているのは冗談だが、実は森の人はここ最近、最初と最後の挨拶以外、クエストには参加出来ていない。
これは構造的問題なのだが、森の人が働く自遊の森は、宿泊&キャンプ&BBQ施設の為、
当たり前だが、土日が忙しい訳で、本業優先が基本の桜ヶ池クエストにおいては、致し方ない。
でも、さぼってるようにしか見えないと思うので、世間的にはさぼっている事にしておく。
森「レポート写真みたんだけど、マジで林業みたいだったね…」
サ「めちゃしんどかったですね…途中でバテてしまわれた方もいましたし」
キ「私は途中から参加だったんで、まだ体力的には余裕がありましたけど、最初から出てると考えると大変ですね」
ソ「正直、俺も死ぬほど疲れた。休憩時間とか喋る気なくなってたもん」
サ「今後もこの方向でいくんですか?」
ソ「当面はこれでいいかなと思ってる。やはりこの企画の趣旨である桜ヶ池の整備という意味では間違ってないし、普通に考えて、あれだけの広さの湖畔を整備する訳だから、これぐらいやって当たり前だと思う」
森「マジか…俺みたいなおっさんついていけへんくなってまうで…」
ソ「ダン〇ル何キロもてる?ならぬ、ザツボク何ボンもてる?っていう企画どう?ボランティアしてエクササイズみたいな!」
森「雑木6本解体かい!」
サ「肩にちっちゃいユニック乗っけてんのかい!」
キ「お腹に鬼神が宿ってる!」
ソ「切れてるよ、切れてるよ、チッパーにお願い!」
とりあえず、今期流行りのアニメはみんな見ている事だけは分かった会話だった。
ソ「そんなわけで、今後は新たな林業プレイしていくとして、参加者少なかったな」
森「うーん…まぁ、これに関しては次回様子見かな」
サ「ソーマさんもレポートに書いてらっしゃいましたけど、告知が遅かったのと、真夏日の中で作業したくないというのはあると思うんです」
キ「今年は特に、このあと秋に2回ありますしね。わざわざ、猛暑日にやらなくてもっていう」
ソ「俺の今年の夏の思い出なんだと思う?」
森「急にどうした?」
ソ「俺な、今年、桜ヶ池でみんなと林業したのが唯一の楽しい思い出なんだ」
サ「それ、夏の思い出って言うんですか…」
キ「悲しい…」
ソ「分かった。じゃあ、参加者問題については、次回の秋イベントの結果を見て判断とする」
サ「もう次回の日程も出しておいた方がいいと思いますよ」
という事で、次回と次々回の日程を先に告知しておく。
レベルアップクエスト06「紅葉の森で出会う」 10月5日(土)
レベルアップクエスト07「冬季の襲来を前に」 11月30日(土)
詳細はクエストページを参照されたし。
クエスト06は本日から1ヶ月間の参加者募集を開始します。
ソ「次の昼飯は秋だから、きのことたけのこのごはんかな」
森「どっちかにせえよ」
ソ「みんなどっちも好きやろうが!!」
森「きのこもたけのこも使ってたら、高いねん!」
ソ「分かったよ…じゃあ…きのこで」
森「めずらしく聞き訳がいいな」
サ「ナカムラさんから来てた、募金の中間報告見たからじゃないですか?」
本日、ナカムラは帰省の為、お休みだが、
今年の募金状況と今後の推移予測を提出してくれていた。
それによると、今年の募金総額(8月23日時点)は約68万。
初年度に比べれば下がっているとは言え、この金額はありがたい限りである。
春のイベントでのオークション、ネット募金、直接持ち込みの他にも、
桜クリエで行っているコラボメニューを食べると、売り上げの数%が募金に回るという仕組みも大きい。
ソ「サコディ、この仕組みは素晴らしいな。ボディブローのように効いてる感じ」
サ「必ずしも返礼品で欲しいものが無かったとしても、ごはんを食べて募金に繋がるなら、その方が良いという方もいると思うので」
森「それでサコディは中間マージンでいくら儲けてんの?」
サ「儲けてないし!」※真面目にそういった事はございません。
キ「汚い大人の発想」
ソ「これを見ると、一つ非常に有益なのは年間整備費用がほぼ見えてきたってことだな」
森「うん。一応、今回のクエスト規模の職人さんや重機を使って今後もやっていくとして、年間で約50万」
キ「それって結構安くないですか?もっとかかるようなイメージがあるんですけど」
森「無論、もしまったく関係ない業者さんに外注してたら、こんな金額じゃないと思うよ。ただ、造園業者さんしかり、地元の協力して頂いている方達しかり、ある程度、自前のものをお借り出来てる分、これでやれてるんだと思う」
サ「こないだのクエスト終わったあとに、職人さんたちと少し話してたんですけど、やっぱりきっかけを作ってくれてる事を喜んでらした印象ですね。やらないといけないけど、誰かが音頭とってやろうと言い出さないと中々やれないっていうのもあるみたいで」
キ「じゃあ、そういう意味ではちゃんと役にたってるって事ですね」
ソ「うむ。恐らく今後も地味な活動が続くと考えると、年間50万が最低ラインというのは現実的で良いと思う。これが毎年100万必要ですとかだと、正直、やってける気しないもん」
森「まぁ、長老とサコディが進めてる絵本企画が軌道に乗れば、もっと上を目指すのも可能かもしれないけど」
サ「絵本企画もコラボメニュー同様に、売り上げから募金に回す予定なんで」
森「で、いくらサコディの懐に入んの?」
サ「だから、入らへんって!!」※そのような事実はございません。
キ「汚れた獣」
ソ「では、この中間結果を受けて、今後の活動方針を少し修正しようと思う。今まで返礼品による募金のみを収入源に考えてきたけど、コンテンツを絡ませた、他事業からのロイヤリティ収益も考慮しつつ、逆に出費は減らす為に、返礼品の乱発はやめよう」
サ「それが良いと思います。返礼品は1つ作るだけでも、まず返礼品を作るための原価が大きく発生する分、数が出ないとペイ出来ない事になるので。在庫大量に抱えてしまうとアウトですからね」
森「そんなんしたら、ナカムラ君が頭抱えてまうしな」
キ「そろそろ、企業からの協賛金の営業してみても良い気もしますね、1年経って実績も出来たんで、説明もしやすいですし」
ソ「営業か…それは俺の出番だな」
森「またややこしいことなるで…」
サ「一緒に行きたくないです…」
キ「ちょっと私の方でも考えてみますね」
2年目を迎えた桜ヶ池クエスト最初のイベントは無事に終わり、
今後の課題も見えてきた勇者達は、とりあえず当面は雑木と戦う事に専念する事となった。
次回
返礼品の具体的な見直しと、HPの運用について再検討してみよう。