2019. 3. 29
第三十一章 パーティ崩壊
前回、キツネの娘の最終奥義によって自意識を奪われた3人。
見習い勇者ソーマの目論見では、残り時間がなくなれば、みんな諦めてやってくれるという予定だったのだが…。

ソ「え~では、今週の勇者定例会議を…」

ナ「…」

森「…」

サ「…」
ゆうしゃたちは ぼーっと している
ソ「え…みんなどうしたの?」
キ「まだ術が解けてないみたいですね」
ソ「ウソやん!もう1週間経ってるのに!?」

ソ「おい!ナカムラ!起きろ!予算計画立ててくれよ!」

ソ「森の人!お前が動かないと、フィールドワークどうするんだよ!」

ソ「サコディ!!熱出してる場合じゃねぇよ!!」

ソ「これどうすんのよ!みんな使いものにならないじゃん!」
キ「やる前に、ちゃんと注意したじゃないですか。効果持続時間はランダムだって」

ソ「こんなに長いとは聞いてないぞ!この責任どうするつもりだ!」
キ「責任ってなんですか!ソーマさんがやれって言ったからやったんです」

ソ「そんな無責任な術あるか!すぐに正気にもどる術とか無いのか!」
キ「もう我慢の限界です!いっつも無茶ばっかり!」

キ「マスター・オブ・サクラキツネが命ずる!そこに居直れ!!」

キ「このクソ勇者!!!」

キ「成敗っ!!」

キ「もう付き合い切れないので、私は抜けさせてもらいます!」

キツネの娘が パーティを 脱退した…
次回
勇者の横暴な姿勢が招いた最悪の結末。
FIRE FESまで残り15日。準備状況0%からの奇跡は起きるのか?
