第五十章 カオスな時空
GW真っ只中の5月4日。
桜ヶ池クエスト勇者チームは、新たな仲間を迎え入れる儀式を行った。
通称、勇者歓迎会。略して勇歓である。
勇者チームが集まって飲む事というのは、こういった儀式の際ぐらいにしか行われない。
本来はSAKEなる聖水を全身に浴びるという内容なのだが、このご時世集まることもままならない為、
代用として、今流行りのZOOM飲みなるものをやってみたのだが…。
L「みなさん、ハジメマシテー!LiRiCoデス☆」
街「なんか、俺の知らん間にすげぇキャラの人が入ってるねw」
狐「前回のブログ読みましたけど、あれって勧誘成立してたんですか?ヨシュアさんがただお弁当の営業されてるようにしか」
ヨ「大丈夫です!あとで、ちゃんと本物の連絡先も教えてもらったので…」
サ「本人も活動に参加する事は了承してたので大丈夫みたいですよ。うちから2人目の勇者誕生ですね。ちなみに、これ同じ会社から2名以上勇者が出た場合、参加手数料とかもらえたりするんですか?」
ナ「そんなもんある訳ないやろ!どこまでエグいねん、サコディ」
ソ「ねぇ、これ自分を撮るにはどうやったらええの?PCだからスクショ撮ればいいのか。でもスクショやとあとでめんどいから携帯で自撮りしとこ」
とりあえず世界観がバラバラすぎてカオス。
7名同時接続は初めて試してみたが、比較的タイムロスもなく普通にできた。
ちゃんと紹介しておくとLiRiCoはサコディが運営しているPARUSに所属している。
以前は、遥か東の地にある温泉地で働いていたそうだが、地元であるナントの地での求人募集を見つけ戻ってきたのだと言う。
スキルは「何でも屋」「キャラクタービルド」「妄想爆発」の3つである。
今後はヨシュア率いる第二勇者チームとして、主に約束の地開拓事業に関わってもらうことになるだろう。
街「スキルも濃いなwちなみに、なし崩し的に入ったから聞いてないけど、ヨシュア君のスキルは何なの?」
ヨ「スキル…そういえば聞いてないですね…ソーマさん、自分のスキルって何なんですか?」
ソ「ん~…お祭り男、ツチノコ追い、水泳」かな。
L「ヨシュアさん、見たマンマの、脳筋野郎ジャないですかー!ハラショー!w」
狐「(ハラショー…?)」
ヨ「だそうです。市川さん」
街「おい、本名言うな!」
サ「しかし、なんでこんな不思議ちゃんキャラにしたんですか?まぁ確かに少し天然ぽいところはありますけど」
ソ「いや、何か会った時の印象がこうだったから。でも特殊過ぎる口調にしたことは、もう後悔してる」
ナ「絶対、これ続かんで。4回目ぐらいでめんどくさいから普通の口調に戻しよるで」
今回、ZOOM飲みを初めてしてみて思ったのは、確かに自宅だしリラックスして気兼ねなく飲めるのは〇
ただ、お互いの空気感が分からないので、誰かが回し役として交通整理しないと、多人数だと会話が入り乱れる。
そして、横からのツッコミが入れにくいので1人が話し出すと、割とずっと喋る。
逆に喋らない人はずっと見てるだけになってしまう。
と、大勢でやるには少し気づかいが必要だなと思いました。
2~3名ぐらいなら、すごく良いツールかと。
このあとも2時間ぐらい続けたのですが、途中から街の人とサコディのおっさんズラブコンビが、ずっと趣味の話とか喋りだして、
若い僕たちにはつまらなかったので割愛します。
以上。
次回
目前に迫る「はじまりの木」の移植日。
準備は?誰がやるの?てか、本当に移植されちゃうの?