桜ヶ池クエスト lv5 FIRE FESTIVAL 後半
前回までの桜ヶ池クエスト。
活動1周年を記念して行われた、FIRE FESTIVALだったが、
おもてなしされるのではなく、自分たちで設営するところから始まるという、前代未聞のイベントの後半は果たして…?
午前中、各所で同時進行していた9つのクエストも、徐々に終わりを迎えつつあり、
終わった班から順に、遅れているクエストを手伝うという自然の流れが発生する。
どのクエストも大きな事故や不備もなく、各クエストリーダーの奮闘も相まって、
参加して頂いたみなさんも、春の桜ヶ池を満喫して頂けたのではないかと思う。
クエスト終了後は、しばらくフリーのお花見モード。自分達で持ってきたご飯を食べるなり、
提供されている料理を購入して食べるなり、参加者同士での談笑タイム。
参加者は、顔見知りの方々もいれば、恐らく一人で来られた方もいたと思うが、
午前中に班を分けて共同作業を行った事で、初見の方々も午後には打ち解けていたと感じられた。
ぼんぼりも無事に設置完了。
フリータイムの間には、募金の受付も行った。
忘れてはならないが、今回のイベントは、ただ、お花見とキャンプファイアをするだけではなく、
参加して頂いた皆様に、第2期返礼品を発表し、募金を募る目的もある。
今年の新規返礼品は2つ。
サクラクエストとコラボし、古日向いろはさんに書き下ろしてもらったポストカード5種類と、
自分自身をドットキャラにしてもらえて、勇者の仲間入りができる名刺。
このあとに行われたオークションを含め、どれぐらいの募金が集まったかは最後に発表したい。
と、ここで一つ問題が発生する。
FIRE FESTIVALの目玉であるFIREが点火しないのだ。
原因としては、見ての通り人力での火おこしにトライしたのだが、
まったくもって火種が出来なかった。Youtubeでは、簡単に火おこしが出来ていたはずなのにおかしい。
詳しい人に聞いたところ、あれは熱帯などの乾燥した地域での話であって、
湿度が高い状況で、素人が延々こすっても火はつかないらしい。
Youtubeを鵜呑みにしてはならないと覚えておこう。
ということで、さっさと切り替えてメタルマッチなるものを投入。
ものの1分ほどで火がついた。人類の知恵はすばらしいものだ。
メイン会場へとFIREを運ぶべく、9人の使者がたいまつへと火を移す。
正直、人生でたいまつを持つことは一度も無かったので、テンション上がった。
聖火ランナーのごとく、たいまつを天へと掲げ、各テーブルに設置されたスウェーデントーチへと点火。
これで終わりかと思いきや、最後のクエストが残っている。
それはビラ配り。
当日の桜ヶ池は快晴で、隣接している公園には多くの一般人が訪れていた。
この人たちを巻き込まない手はないと、古めかしいがビラ作戦をおこなってみた。
これが、自分も驚いたのだが、予想以上の効果があった。
かなりの数の方が、会場へと足を運び、提供されている料理を購入していったのだ。
人は食べ物や酒や祭に集まるというのは、本当なんだと実感したと同時に、
来てくれたのは良いけれど、なんのイベントなのかはまったく理解されていなかったので、来年以降の大きな反省点でもある。
こうして、全クエストは無事に終了し、参加者皆で記念撮影。
地元の方、アニメファンの方、一般の方、勇者達が入り混じっている。
私が求めていた”カオス”な祭りがそこにはあった。
特に左上の老夫婦(一般の方)が、なんか分かんねぇけど、楽しそうだから!と、一緒にリア充ポーズしてくれているあたり、最高じゃないか。
記念写真に続いて行われたのが、こちらも初の試み、募金オークション。
今回、オークションが行われたのは、計5つ。
蛮族達(タカオタクラフト)による錬金術を使った3つの鋳造品。
・究極のビキニアーマー
・ガーデニングダガー
・オリハルコンの聖杯
あいけろさんに描いてもらった、ギルドマークに彩色を行った一品もののリトグラフ。
そして、目玉は桜の木の記念植樹権(5人共同)
当日、いらしていた方はご存知の通り、これはお世辞にも良い結果とはいえない内容だった。
高額返礼品ということで、まずは蛮族達によるプレゼンが行われたが、結果はノープライス。
全ての出品が10万以上という内容に、参加者達も引いていた感は否めない。
その後、ギルドマークリトグラフと記念植樹権は、なんとか落札されたが、
リトグラフは、見習い勇者ソーマの泣きの一手に対し、かなり心優しい方が手を上げてくださったり、
記念植樹に至っては、開始値から徐々に下がっていくという摩訶不思議な逆オークションの結果だ。
はっきり言ってオークション自体は失敗気味だったと思うが、良い勉強をさせてもらったと思っている。
最初から言っているが、失敗することを恐れはしないし、それを隠すつもりもない。
失敗したなら、次はどうするかを考えるだけだ。
こうして、皆が見守る中、記念植樹権を落札された5人の方による、植樹が行われた。
今後、自分達の手で埋めた桜の木が、成長していく様を毎年見れるようになる。
お馴染みのタカダシャチョーにもお越し頂き、添え木で固定。
オークションでご落札して頂いた皆様、本当にありがとうございました!
午前中の労働から、午後のお花見へと丸1日を使ったイベントも、そろそろ終わりを迎えようとしている。
最後に長老から2つのサプライズ発表があった。
1つは、ずーーーーーーーーーーっと、長老が第一章から言い続けてきたヤギが、ついに近日、自遊の森にやって来ることが決まったこと。
何事も言い続ける事で、実現するのだという長老の意志の固さを感じられる。
そして、もう一つが当日より開始された、絵本プロジェクトのクラウドファンディングだ。
昨年末の会議で、長老から出た”絵本を作りたい”発言を覚えていらっしゃるだろうか?
その後、紆余曲折合って、我々が内容を考えるのではなく、長老が考えることになり、
堀川憲司原案の物語を絵本にするという企画へと繋がった。
既に本日時点(5/3)で初期目標の50万は突破しており、第二目標へと移っている。
最後には、長老から、アニメ制作のスケジュールについて外堀を埋めるような発言があったような気もするが、記憶が曖昧なので、よく覚えていない。
長老からは、本日のイベントにご参加頂いたみなさんへの謝辞と、
今日のイベント自体はとても良かったが、今後の桜ヶ池クエストの活動について、
特に資金面の問題についてはリアルにぶち当たる壁として考えていく必要があると思う。
ただ、この緩いバカ者な感じは無くさずに、どう続けていけるのか。
それを勇者達がどう解決していくのかを見て頂きたい。という挨拶で締められた。
私からも最後の挨拶。
今日も1日、労働に勤しんで頂き、ありがとうございました。
今日一日で、色んな反省点が出ました。良かったこと、悪かったこともありました。
ただ、やっぱりこの”カオス”な感じが僕は大好きなので、これからもこの雰囲気で続けていきたいと思っています。
これに懲りずに、今年も、また本活動へのご協力を宜しくお願い致します!
そして…今日をもって「桜ヶ池クエスト」は終了します。
明日からは…「桜ヶ池クエスト2」が始まるのです!!
こうして、春の大ベントFIRE FIREFESTIVALは無事に終わりを迎えた。
尚、この日1日での募金総額は42万。
昨年のキックスタートイベントに比べると約半分となった。
これから現地募金とネット募金を開始するので、最終的にどこまでいくかはまだ分からないが、
当日、募金をして下さった皆様。本当にありがとうござました。
快晴に恵まれた桜ヶ池の下で、仲間達と集い、共に働き、共に飲食を共にし、はじまりの木の開花を祝えたこと。
最高に楽しい1日であった。
参加者も運営も関係ない。祭が無ければ作ればいいのだ。
そんな開拓精神溢れる第4期ギルド団に対して、パーリーピーホーの名を与える。
団長 見習い勇者ソーマ
※このあと夜遅くまで、ナイトパーティもあったのですが、全員疲れ果てたのか、写真が1枚もないので、
最後の撤収後の1枚のみ掲載します。最後までありがとうございました!
次回。
ついに一大イベントも終わり、クタクタの勇者達。
しかし、イベント収支を計算してみた結果、驚愕の事実が…!!